ウルトラC extremely difficult gymnastic feat 2005 11 25

 本屋で、経済や国際情勢のコーナーには、
アメリカ経済の危機を指摘する本が、たくさんあります。
たとえば、「ドル暴落から、世界不況が始まる」などがあるでしょう。
あるいは、少し古い本で、「1995年合衆国破産」があるでしょう。
 しかし、アメリカは、倒産しないと思います。
結局、借金(つまり国債)が返せなくなって、「帳消し」という決着を選ぶでしょう。
これは、民間企業で言えば、債務免除や金利減免に該当するでしょう。
(今、日本の株式市場では、そういう企業が、なぜか大活躍しています)。
そもそも、アメリカ人は、アメリカ国債など買わないと聞いたことがあります。
 歴史を振り返れば、アメリカは、戦後、すでに2回倒産しそうになりました。
その都度、ウルトラCで、危機を乗り切ってきました(ニクソン・ショック、プラザ合意)。
三度目のウルトラCも、あると思います。

書名 ドル暴落から、世界不況が始まる
著者 リチャード・ダンカン 出版社 日本経済新聞社
THE DOLLAR CRISIS by Richard Duncan

「帳尻が合わない」
そのとおり。
 しかし、女性が、化粧をするように、
アメリカ経済も、化粧をする必要がある。
 問題は、年を取ると、化粧の乗りが悪くなることである。
その時、主役は、若い娘に代わる。
いつか世界経済も、そうなる時が来るでしょう。

BANKRUPTCY 1995 by Harry E. Figgie, Jr.
「1995年合衆国破産」 H・フィギー・Jr.
訳者 竹村健一 クレスト社

 この本は、日本においては、平成5年4月10日に出版されました。
1995年に起るであろう財政危機について、書かれた本です。
 しかし、1995年の危機は回避されたので、この本をしまい込みましたが、
イラク戦争後において、イラク駐留経費が、巨額になる見込みとなった現在、
また、この本の出番となりました。
 もう、この本は、封印したかったのですが、また、必要となるでしょう。
本の端書きには、こうあります。
「アメリカにおいて、
『聖域』と化した福祉予算、助成金のばらまき、
行政機構の肥大化によるコスト増加、
選挙での得票しか頭にない政治家。
これが、今のアメリカが抱える問題である。」















































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